やられました!Coincheck(コインチェック)に入れている仮想通貨が出金できません!
2018年1月26日、それは悪夢の始まりだった
2018年1月26日13時47分、Coincheckからこんなメールがきました。
【重要】NEMの入金について
現在、NEMの入金について制限をさせていただいております。入金を行いました場合、残高に反映がされませんため、入金を行わないようお願い申し上げます。
みなさまには大変ご迷惑をおかけしておりますが、ご了承くださいますようお願い致します。
詳細に関しましては、判明次第、当ブログや公式SNSにてお知らせを致します。何卒、よろしくお願い申し上げます。
このメールを見たとき、
なんでNEMの入金規制なんてするんやろうな…
と思いました。
出金を規制するならまだしも、入金を規制するなんていったいどういうことなのか?
なんかモヤモヤしていましたが、仕事中だったので特になにをすることもありませんでした。
どんどん明らかになる大事件
1/26 12:38 追記
現在、NEMの売買についても一時停止をしております。大変ご迷惑をおかけしてりますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。1/26 12:52 追記
現在、NEMの出金についても一時停止をしております。大変ご迷惑をおかけしてりますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。1/26 16:33 追記
現在、JPYを含め、取り扱い通貨全ての出金を一時停止しております。大変ご迷惑をおかけしてりますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。1/26 17:23 追記
現在、BTC以外(オルトコイン)の売買を一時停止しております。大変ご迷惑をおかけしてりますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。1/26 18:50 追記
現在、クレジットカード、ペイジー、コンビニ入金による入金が一時停止しております。大変ご迷惑をおかけしてりますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。1/28 13:20 追記
現在、JPYを除く、取り扱い通貨全ての入金を一時停止しております。大変ご迷惑をおかけしてりますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
Coincheckからどんどん連絡が入ります。
そしてこの後、CoincheckのNEM 580億円分が盗まれるという大事件が発覚。
当社取引所で発生した不正な送金によるNEMの流出に伴い、お客様、取引先、関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
金融庁から受けております業務改善命令を厳粛に受け止め、真摯に対応していくことを通し、サービスの再開に向け尽力してまいります。
また、現在新規ご登録をはじめとした一部の機能等の停止を行っております。
何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
このブログを書いている現在、日本円の入金だけができる状態になっています。
Coincheckでなにを買っていたのか?
わたしがCoincheckで買っていた仮想通貨は下記のものです。
- XRP(リップル)
- ETH(イーサリアム)
- DASH(ダッシュ、ダークコイン)
これらの買って、Coincheckのウォレットに置きっぱなしにしていました。
購入総額は30万円ほど…
いまは出金できなくなっています。
とくにダメージがでかいのはXRPです。
XRPは20~30円くらいをウロチョロしていたのが、2018年1月の初め頃に350円を突破しました。
なんと12倍です。
10万円分買っていたら120万円になります。
そこそこ安く買えていたので、ホクホクしていたのですが出金できなければないのと同じです(泣)
どうやって保管すればよかったのか
仮想通貨は取引所で購入すると取引所にある自分専用のウォレットに保管されます。
ウォレットというのは財布のことで、仮想通貨ごとにウォレットが作られます。
通常、ウォレットはインターネットとは切り離して保管しインターネットからのハッキングを防ぎます。
これをコールドウォレットと呼びます。
逆に、インターネットにつながっているウォレットのことをホットウォレットと呼びます。
Coincheckから盗まれたNEMはホットウォレットだったということです。
ホウドウキョクより引用
CoincheckではNEM以外はコールドウォレットに保管していると発表しているので、他の仮想通貨は無事なようです(いまのところは…)。
しかし、取引所はインターネットに接続されているので常にハッキング被害にあう可能性があります。
ハードウェアウォレットという選択
いま、一番安全だと考えられている保管方法はハードウェアウォレットに保管することです。
ハードウェアウォレットとは取引所ではなく、手元の端末で仮想通貨を保管できるようにするものです。
具体にはパソコンに接続するUSBメモリみたいな小さなものです。
これは使うときにだけパソコンに接続する、つまり常時インターネットにつなぐ必要がないので、ハッキングされる可能性がほぼありません。
Coincheckがあんなことになる前に、ハードウェアウォレットに入れておけばなんの問題もなかったのです。
数日前にハードウェアウォレットを買っていた!しかし…
実はCoincheckからNEMが盗まれるというハッキングが起こる数日前、ハードウェアウォレットの一つLedger Nano Sを買っていました。
しかし、使い方がちょっとくせがあり、めんどうくさがっているうちにあの悪夢の日が来てしまいした。
まとめ:やるべきことはすぐにやろう
Ledger Nano Sが届いたときにすぐに、XRPを移していればCoincheckがハッキングされようが、NEMが盗まれようが自分に関係はありませんでした。
しかし、ちょっとめんどくさがっているうちにとんでもないことになってしまいました。
いまはCoincheckが出金を再開してくれることを祈る日々です。
最悪、Coincheckが破綻して一円も戻ってこないということも考えられます。
Coincheckのプレスリリースを見る限りに、破綻はなく通常運転に戻る方向で進んでいるようですがまだまだ油断はできません。
といっても特になにもできないので、どうしようもありませんが。
数日前の自分に「さっさとハードウェアウォレットに移せ!」とケリを入れたい…
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