サラリーマンと言えばお酒の付き合いはかかせない、そんな風潮がありますが、わたしはあるときからお酒をやめました。
結果、特に困ったことはなく、いいことずくめです。
お酒を飲む機会が多いサラリーマン
サラリーマンと言えば飲み会。
営業の人だったらお客さんと、内勤の人でしたら直接、お客さんと飲むことはないにしても、歓迎会、送別会、忘年会、新年会などなどお酒を飲む機会は山のようにあります。
例にもれず、わたしもそうでした。
新人の頃は、上司によく飲みに連れて行ってもらいました。
飲み代は全部上司持ちでした(その代わり上司の長い話に付き合わないといけない・・・)
もちろん、会社の部署単位での飲み会なんかもあり、さらに友達とも飲みに行く。
飲み過ぎて、自動販売機の前で寝てたこともあります。
記憶が飛んだことも1度や2度ではありません。
まあ若かったし、そんなこともありますよね。
結婚してからは回数は減りましたが、友達と飲みに行ってました。
転職して会社を変わってからは、会社帰りに一杯、というのは減りましたが、歓迎会、送別会、忘年会、新年会などの節目の行事で飲み会がありました。
こう書くと毎日飲みに行っているみたいですが、回数はそんなに多かったわけではありません。
ただ、一度飲みに行くとかなり長い時間、だらだらと飲んでいました。
こんな感じでしたが、お酒はきらいではなかったので、なんの疑問も持っていませんでした。
健康診断で「要経過観察」をいただいた
それはある年の健康診断でした。
結果が返ってきた時におどろきました。
肝機能に異常があり、「要経過観察」です、と書いてありました。
「大きい病院で、一度検査してみたほうがいいです」というようなことも一緒に書いてありました。
肝機能のうち、総ビリルビンという値が1.6だったのが原因です。
正常値は0.2〜1.1の範囲ですので、ちょっと高めです。
総ビリルビンの数値が1.3 mg/dL以上の場合は肝臓や胆管の病気の疑いがあります。
ビリルビンとは、古くなった赤血球が破壊されるときに生成される黄色い色素です。
ビリルビンは血液で肝臓に運ばれ、胆汁中に捨てられます。
肝臓で処理される前のビリルビンを「非抱合型(間接)ビリルビン」、処理された後のビリルビンを「抱合型(直接)ビリルビン」といい、あわせて総ビリルビンと呼びます。通常、総ビリルビンは血液中にごくわずかしか存在していません。*よくわかる!肝機能ナビより
この値はそこそこ高いらしく、ちょっとやばいかも、みたいな内容のメッセージも、健康診断の結果と一緒に付いていました。
「これはやばいな」
と思い、家の近くの市民病院に電話で肝機能検査をして欲しいと予約の電話を入れました。
ところが、予約がとれたのが3週間後でした。
(病院て本当に混んでいるのですね・・・)
しかも、平日しか病院が開いていないので、わざわざ有給休暇を取りました。
禁酒を始める
肝機能に異常ということで、お酒はやめたほうがいいだろうと判断して、病院の予約したときからお酒をやめました。
とりあえず、検査の日までお酒は飲まないことにしたのです。
少しでも数値が下がっていることを期待していたのでガマン、ガマンの日々でした。
3週間もお酒が飲めないのはもっとつらいものなのかと思っていましたが、そうでもありませんでした。
家でお酒を飲む習慣がなかったのがよかったのかもしれません。
そうして迎えた検査の日。
血液を取って、医者から言われたのはこの一言でした。
「結果が出るのは1週間後なので、また来てください」
え・・・、すぐに結果が出るのではないの?
なにかすっきりしない、モヤモヤした気持ちのまま、また有給休暇を取って1週間後に病院に行きました。
結果を聞きに行くのは本人でなくてもよい、ということだったのですがいろいろ聞きたいことがあったので、またわざわざ有給休暇を取って行きました。
医者との話し合いの結果・・・w
待合室でドキドキしながら待っていると、名前が呼ばれました。
医者の前の席に座ると、こう言われました。
「検査結果ですが健康診断の時と変わらない数値が出ています。
でもいますぐにどうこうという数値ではないので、とりあえず、経過をみましょう」
おいおい。
わざわざ有給休暇を取ったのに、そういう結果かよ!
と心のなかでつぶやきました。
そこで思い切って聞いてみました。
「あのう・・・。肝機能が異常ということですが、そんなにお酒をガバガバ飲みませんし、ここ1ヶ月くらいは禁酒していました。
本当にアルコールは1滴も取っていません。なぜ、このような結果になるのでしょうか?」
すると医者はこう答えたのです。
「え〜と、これは体質的な問題かもしれません。一部の人は体質的に高い値が出るのです。親からの遺伝的なものもありますね」
なななななな・・・。
病気かもしれないと悩んでいたら、そういう体質だったってこと?!
なにかでかい病気かもしれないと悩んでいたのに・・・(-_-;)
総ビリルビンは間接ビリルビンと直接ビリルビンに分けられ、どっちが高いかでまったく意味が違います。
総ビリルビンしか判明していないのなら、医療機関を受診してどっちが高いのかを調べられてください。
間接ビリルビンが高ければ、まず、回答1の方がおっしゃっているとおり、体質性黄疸の一つであるGilbert症候群の可能性が高いです。直接ビリルビンが高ければ、何らかの治療を要する疾患に罹患している可能性が高くなります。*教えてgooより
結論は、「様子を見る」というあいまいなものになりました。
禁酒をしてもつらくないことに気がつく
ここで1ヶ月くらいお酒を飲まずに過ごしてきたわけですが、なにもつらくないことに気がつきました。
せっかくだし、どれくらい続けられるかゲーム感覚で試してみることにしました。
飲み会があったら飲みたくなるかな、と思いましたが実際に、飲み会があってもウーロン茶と食べ物があれば幸せでした。
他人が酔っていく様子を冷静にみれるのはすごくおもしろいです。
そしてこんなメリットもありました。
- お金が貯まる
- 健康になる(気がする)
- 副業をやる時間ができる
- 二日酔いがなくなる
- 記憶を飛ばすことがなくなる
お金が貯まる
お酒を飲まないので、飲み会をやろうと思いませんし、参加もできるだけしないようになります。
そのため、お金を使わなくなります。
飲み会って一回行ったら最低5,000円くらいは使いますよね?
月に3回、飲み会に行ったとしたらそれだけで15,000円ですから、かなりのお金が浮くことになります。
健康になる(気がする)
酒は百薬の長、というようなことをいいますが、アルコールを取ると肝臓に負担をかけます。
お酒を飲まないということは、この負担がなくなるので、実際に健康になっていると思います。
副業をやる時間ができる
飲み会に行っていた時間を副業に当てることで、副業にかける時間を多くすることができます。
また、飲み会に行ったとしてもお酒を飲まないため酔わないので、帰宅後も作業できます。
お酒を飲んだら、家に帰ってからは即寝てしまいますよね。
二日酔いがなくなる
お酒を飲まないから当然、二日酔いもありません。
あの気分の悪い状態を体験しなくていいのはうれしいことです。
記憶を飛ばすことがなくなる
お酒を飲まないから当然、記憶を飛ばすこともありません。
まとめてみると
あの検査から5年ほど経ちましたが、その間に飲んだお酒は、香港でどうしようもなく喉が渇いた時に他の人が飲んでいた地ビールを一口もらっただけです。
それもあまりおいしく感じませんでした。
もう今後もお酒はなくても生きていけそうです。
この経験から、副業に取り組むサラリーマンにこの言葉を送ります。
副業で稼ぎたいのだったら、せめて稼げるまでお酒をやめよう。お金も節約できるし、健康になるし、時間もできる。
コメント